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2019/04/03
SEO対策

ユーザーニーズを絞って集客を目指していくロングテールSEOについて

キーワードの選定時によく使われる用語として「ビッグキーワード」と「スモールキーワード」があります。

ビッグキーワードは、検索される回数が多く概念の幅が広い言葉、スモールキーワードは、特定のニーズを持つ規模が小さい具体的な言葉を指し、両者の中間に位置する言葉を「ミドルキーワード」と呼んでいます。

これら3つのキーワードに具体的な線引きはなく、検索される回数の頻度や、相対的な関係性によって決定されます。
例えば、ビックキーワードを「ホテル」とすると、地域を限定する「新宿」がミドルキーワードとなり、ユーザーニーズを絞る「格安」がスモールキーワードとなります。

このように、検索エンジンを利用するユーザーは、複数のキーワードを組み合わせて、目的の情報を得ようとします。

「ロングテールSEO」とは、単一のビックキーワードで上位表示を目指すのではなく、様々なキーワードを複合させた「ロングテールキーワード」を用い、ユーザーニーズを絞って集客を目指していく手法のことを言います。

ロングテール理論について

「Wired」誌の編集長であった、クリス・アンダーソン氏が提唱した「ロングテール理論」とは、小売店における売上の約80%は、販売数が多い上位20%の品目により占められる、という従来型の経済理論を覆すもので、販売数を縦軸、品目を横軸にして、左から売上順に並べたグラフの形が、恐竜の尻尾(tail)のように見えることから名づけられました。

店舗を構えた小売店では、売り場面積や物流上の制限などにより、売上の上位を占める売れ筋商品を主体とし、瑣末な商品は店頭に置かないことも多くあります。
しかし、店舗を持たないECサイトでは、人件費や店舗・物流コストを削減できることや、ユーザーニーズを汲み取るネットの長所を活かし、販売数の少ない商品の売上も大きく伸ばしています。

これをグラフに例えると、細いシッポの末端部分が、どんどん太く長くなっていく、ということになります。
つまり「ロングテール理論」は、販売機会の少ないマイナー商品を幅広く取り揃えることで、顧客の総数を増やし総売上げを大きくする、という考え方であり、この理論を基にしたSEO対策を「ロングテールSEO」と呼んでいます。

ロングテールSEOの効果

より多く集客するためには、検索回数が多いビックキーワードに頼りがちですが、アクセス数を多く集めるWEBサイトは、人気キーワードからの集客よりも、より幅広いユーザーを獲得できる、ロングテールキーワードの方を重要視しています。

SEOの世界では、従来型の経済理論とは逆に、人気キーワードからのアクセスは約20%、ニッチな市場を汲み取る、ロングテールキーワードからのアクセスは約80%を占めると言われており、サイトの規模が大きくなるほどこの傾向が強く現れます。

また、ショッピングサイトならば商品の購入、コミュニティサイトならば会員登録など、そのサイトが獲得できる最終的な成果を示すコンバージョンの成功率ついても、ユーザーの目的が明確となる、ロングテールキーワードの方が高くなります。

このように、細かなキーワード流入を積み重ねてアクセス数を伸ばすことが、今日のSEO対策においては効果的な手法となっています。
また、競合性の低いキーワードを組み合わせることで、比較的短期間で上位表示を実現させることも可能です。

ロングテールSEOの基本と注意点

自身のWEBサイト内に、ヒットさせたいキーワードを設定したページがない場合は、新しいコンテンツをどんどん作成していきます。
ページ数を増やしていくことは、様々なキーワードから流入してくる、ユーザーの間口を広げる作業と考えてください。

ロングテールキーワードを選定する際は、ユーザーの様々な立場を具体的に想定することで、容易に複数の組み合わせを作成することはできます。
どうしても思いつかない場合は、ライバルサイトや関連性のあるサイト、質問サイトなどを参考にしてみましょう。

注意点としては、SEO対策の基本となりますが、Googleを迷わすようなことがないように、1つのWEBページには1つのテーマで執筆します。
これは、複数のキーワードを組み合わせたロングテールであっても、守らなければなりません。

また、コンテンツの内容が異なる場合は問題ありませんが、似通ったキーワードの組み合わせを量産しないこと。そして、ページ数が増えると、ユーザーもクローラーも迷子になりやすいので、階層やサイト内リンクを分かりやすく整理するように心がけましょう。


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