- 2022/01/13
- SEO対策
SEOライティングに必要なリライトとは SEO効果を今以上に高める方法
「公開している記事コンテンツのPVが全然伸びない」
「記事はかなり書いてるのに思う様にセッションが増えない」
こんな悩みを抱えている人におすすめしたいのが「リライト」という施策です。
SEOライティングにおいてリライトはとても重要な項目であり、その成果はPV数が30倍以上になったという事例もあります。
大手メディアや伸び続ける人気メディアなら必ずやっているリライトについて、今回は詳しくその内容を解説していきたいと思います。
文章のリライトとは?リライトの基礎知識
現在公開されているコンテンツを改善すること、それがリライトです。
記事コンテンツにおいて言えば、タイトルや本文の内容に編集を加える、足りない部分を加筆する、いらない部分を削る、などの方法になります。
よく文章の語尾や接続詞を変更しただけで内容に変化がないものをリライトと呼んでいたりしますが、これはSEOライティングの観点から見ればコンテンツ自体の改善ではないためリライトとは言えません。
既に公開済みのコンテンツを編集する…と聞くと地味で効果があるか分からない気がしますが、実は非常に重要な施策です。
新しく記事を追加していくことも確かに大切ですが、それだけではいずれ流入数は天井が見えてきます。
それに加えて新しい記事を公開し続けるには、新しいテーマやキーワードを見つけ続けなければならないという負担もあるのです。
リライトするべきタイミングや時期
メディアの成長に欠かせないリライトですが、コンテンツに手を加えるべきタイミングや時期が分かれば、施工しやすいですよね。
ここではその具体的なタイミングについて解説していきます。
立ち上げは新規記事を増やすことを目的に
メディアを立ち上げ始めた初期段階では、リライトよりも新規の記事をどんどん増やしていくことに力をいれましょう。
メディアが初期段階の状態ではドメインの評価も低く、なかなか記事の順位が上がりませんが、そこは根気強く頑張るガッツが必要です。
50~100記事を越えたらリライトを検討する
リライトを意識するのはサイト全体の記事数が50記事~100記事を越えたあたりからです。
記事の本数の目安というのは、その内容やジャンルによって変わりますのでおおよその数であると念頭に置いて下さい。
また注意しなければならないのは、そもそも自社のサイトやコンテンツがリライトの必要があるモノかどうかという点です。
PV数を伸ばすための施策としてリライトは有効な手段ではありますが、これは全てのメディアに当てはまるわけではありません。
自信のメディアにとってリライトが本当に必要な施策であるかどうか、冷静に判断することを忘れないで下さいね。
リライトが必要なコンテンツとは
自社メディアの成長の為にリライトが重要であることはお分かり頂けたと思いますが、実際にリライトを行うコンテンツはどの様に選ぶのでしょうか?
ここではその方法について解説していきたいと思います。
タイトルを変更してクリック率改善をするなら
クリック率の改善によって流入を増やそうと考えているなら、まずは記事の中からインプレッションがある程度多く、クリック率があまり良くないものを選びます。
インプレッションの大きいものを選ぶ理由は、リライトによる成果が大きくなりやすいからです。
通常インプレッション数が高くなるとそれに比例してクリック率も上がるはずですが、インプレッション数が高くクリック率が低いとなると、その原因はタイトルやディスクリプションがユーザーにとって魅力的ではない、もしくは刺激のないものである可能性が高いです。
以上のことからリライトを行うべき記事というのは、インプレッションが大きく、検索結果の順位がある程度上位に表示されていて、クリック率の低いもの、ということになります。
本文をリライトして改善し検索順位上昇を狙う
リライトによって検索順位を改善するなら、インプレッションが大きいものの中から検索順位が一ページ目に届くか届かないかのラインの記事を選びましょう。
検索順位が一ページ目に届くか届かないかの具体的な順位はおおよそ8位~12位程度となります。
記事コンテンツにおけるクリック率というのは、検索結果の4位以下は10%以下にまで落ちると言われており、さらに1ページ目に表示されるかどうかのラインに掲載されているものは検索結果1位のサイトやコンテンツに比べて、クリック率に30%近くの格差があるとも言われています。
インプレッションが大きいコンテンツの中から本文を改善できる記事を見つけ、検索順位をアップさせることでリライトの大きな効果を実感できるでしょう。
検索結果で上位に表示されるには?
リライトするべきコンテンツを選定出来たら、いよいよリライトを実地していきます。
その際に上位に表示されるために抑えるべきポイントを意識して制作ができると良いですよね。
高い品質のコンテンツであると認めて貰えるためのポイントをここでご紹介させて頂きます。
ユーザーの「検索の意図」を読む
検索インテントとも呼ばれるこの「検索意図」というのは、ユーザーがどんなことを考えてそのキーワードを検索したのか?という、ユーザーの思考のことです。
検索結果の上位表示を狙うなら、この検索意図を読むことが重要になります。
対策したいキーワードのインテントをしっかりと把握し、ユーザーニーズを満たずコンテンツを制作することで検索結果を良い方向に改善することが出来ます。
オリジナリティと情報の網羅
そのコンテンツやサイトにしかない独自の情報や強みはSEOにおいて大きな力を発揮します。
競合と同じ情報ばかりを並べてもページの価値は上がりません。
自社の価値を高めて質の高いコンテンツとしてユーザーや検索エンジンに判断してもらうためには、実際に調べたデータであったり体験談を載せることが有効です。
逆に競合が書いてあることをそっくりそのまま書き写す、いわゆる「コピペ」は検索エンジンから最悪の評価を受けます。
Googleにコピペだと判断された時点でペナルティの対象になるため、コピペだけは絶対に避けましょう。
同じ様な内容になってしまいそうな時は、それぞれに自分の主観を入れた感想や今後の予想などを盛り込むとオリジナリティのある記事として価値が生まれやすくなるかもしれません。
また情報の網羅性を意識することでページの価値は上がります。
情報の網羅性とは、そのコンテンツだけでユーザーの問題を解決できるかどうかの指標です。
例えば検索キーワードだけでなく、そのサジェストキーワードを始めとする派生キーワードをガッツリ絡めた長文のコンテンツなんかは、網羅性の高い記事と言えます。
リライト時に注意するべきこと
リライトはメディアの成長において重要であり、またユーザーも有益なコンテンツを享受できる施策であることを本記事でお伝えしていますが、注意するべきことも多々あります。
実際にリライトを行うにあたり、おさえておきたい点をご紹介します。
検索結果が良いコンテンツは大きくリライトしない
現在公開しているコンテンツで既に検索結果が上位に表示されているものは、リライトする必要性が低いと言えます。
現状で検索結果上位になっているのは「Googleから有益なコンテンツであると認識されている」ということです。
1位と比べると2位~4位のクリック率は確かに下がりますが、その数字を追いかけてリライトを行うのはリスクが高いと言えます。
それはせっかく上位に表示されていたのに、リライトを加えたせいで表示順位が下がってしまう可能性が高いからです。
間違って順位が下がってしまわない様に、既に上位に表示されている記事に関しては大きくリライトしない様にしましょう。
必要のないものはリライトではなく削除する
サイト内に意味や内容が重複した記事コンテンツがあると、マイナス評価に繋がる可能性があります。
こういったコンテンツがある場合、内容をリライトするのではなく思い切って削除した方がSEO対策として有効になる場合があります。
前述の様に内容が重複しているコンテンツの他にも、検索意図を考えた時に必要のない情報が含まれている記事も不要コンテンツとしての基準を満たしていると考えられます。
運営しているサイト内のコンテンツが重複したものになっていないか、コンテンツを増やし続ける前に都度確認をすることが大切です。
ユーザーにとって読みやすい記事を作成しましょう
記事の内容にどれほど有益なことを書いていたとしても、それがユーザーに分かりやすく伝わっていなければ、離脱率などのマイナス評価に繋がり、価値の高いページとして認識されなくなっていきます。
ユーザーにとって読みやすい記事というのはとても重要で、より良いコンテンツを作っていくためには伝わりやすさを追及する必要があると言えるでしょう。
具体的には内容をイメージしやすい画像や内容の図解を挿入したり、専門用語を使わずに一般的な知識でも分かる言い回しをするなど、文章校正の基本を守ることも重要になります。
リライト後の検証をしっかり行う
記事コンテンツをリライトした後は、その後の効果検証をしっかり行わなければいけません。
リライトした後に成果が出て順位が上がったかどうかは、リライト以前の状態と比較検証しなければ分かりませんよね。
リライトした内容によっては順位が下がってしまう可能性もあるわけです。
リライトを施したという所で満足せず、リライトをしたことによってどの数字がどのくらい変わったのかをしっかりと分析し、正しいSEOライティングを行える様になりましょう。
終わりに
今回はSEOライティングに必要不可欠なリライトについて詳しく解説させて頂きました。
リライトは記事を書いてもなかなか成果がでない、という方やメディア様にはぜひとも試していただきたい施策です。
今まで新しく記事を書いても伸びなかったのに、リライトをした途端に流入数が改善された、なんて話はよくあります。
本記事を参考に効果的なリライトをおこなって、少しでも改善のお役に立てれば幸いです。
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